厄年は、精神的にも肉体的にも変化が訪れる時期です。
神社に厄除けのお祓いに行って、お札をもらって帰る人も多いでしょう。
その厄除けのお札は置き方、置く場所によって効果が違うことをご存知でしょうか?
そして置いただけではダメなことも。
ここでは、厄除けのお札を置く場所として最も適しているのはどこか?置くときの注意点、置いてからの注意点などについてみていきます。
目次
厄除けのお札はどこに置くのがベスト?
厄除けのお札は神棚に置くのがベストです。
このような簡易神棚を購入しておくと、お札も簡単に置けますね。
簡易神棚っていくらぐらいする?
通常の神棚でも
このように榊の後ろに立てかけて置いておけばOKです。

額に入れてもおしゃれですね。

神棚がない場合は?
最近の家庭には神棚がないところも多いですね。かくいう私の家にも仏壇はあるのですが、神棚はありません。
マンションやアパート暮らしの方も神棚がない場合がほとんどでしょう。
神棚がない場合は、厄除けのお札はどこに置くのが良いのでしょうか?
その時のポイントは、立ち上がった時の目線より高い場所で、明るく清潔な場所に置くことです。
古来、縁起物というのは、人の目線より高く置くのが良いとされています。
人間の目線より下というのは神様に対して失礼ですからね。
ということで、神棚がない場合は、タンスやその他高さのある家具の上に置くとよいでしょう。
タンスや家具の上に置くときは、敷き紙として白い綺麗な紙を置いて、その上に厄除けのお札を置くようにしましょう。
白い紙が神棚の代わりをしてくれます。
たてかける場所がない場合は?
たてかける場所がない場合は、壁に貼ってもOKです。
お札をテープで壁に貼る場合は、両面テープを使うのではなく、お札の四隅を止めるようにしましょう。
くれぐれも、画びょうでお札を刺すことのないように!
さすがにお札に直接画びょうを刺す人はいないと思いますが。
どうしても画びょうを使わないと壁に止められないといういう場合は、お札より一回り大きな白い画用紙を用意して、その画用紙にテープでお札を止めます。
そしてその画用紙を画びょうで壁に止めるようにしましょう。
上の階がある場合の注意点
マンションやアパートに住んでいる方は、白い紙に「天」または「雲」と書いてお札を置いている場所の真上の天井に貼ります。
本来は神棚の上には人が通ってはいけません。
しかしマンションやアパートの場合は上に階があれば無理です。
それを「天」や「雲」の文字を貼ることによって、神棚の上は天空だという意味にするのです。
戸建て住宅でも1階にお札を置く場合は、同じようにしましょう。
お札を玄関に置くのはOK?
厄除けのお札を玄関に置くのは好ましくありません。
玄関は、魔除けなどのお札を祀りましょう。
寝室に厄除けのお札を置くのは?
神棚がない場合は、タンスやその他の家具で目線より高い場所に置きましょうと書きましたが、寝室にお札を置くのも有効です。
なぜなら、もちろん寝ているわけですが、寝室は1日の中でも多くの時間を過ごす場所。
寝室にお札を置くのも効果的です。
お札をキッチンに置くのはOK?
主婦の場合は、キッチンで過ごす時間も長いかもしれませんが、厄除けのお札をキッチンに置くのはやめておきましょう。
水回りは汚れやすいため、不浄の場所と考えられているからです。
お札をクローゼットに置くのはOK?
普段身につける洋服をお清めしたいといって、クローゼットに厄除けのお札を置いている人もいます。
しかしこれも避けたほうが良さそうです。
なぜなら、クローゼットは人気のない場所だからです。
厄除けのお札は、厄年にある人がよくいる場所に置くのがベターです。
お札の置き方
厄除けのお札を置くときには次の手順に従うといいですよ。
- 手を洗って、口をすすぎ、身を調えます。
- 神棚がある場合、神棚の内と外にハタキをかけ、濡らしたタオルでよく掃除をします
- 仏壇がある方は、内と外にハタキをかけ、綺麗に掃除します(ただし仏壇にはお札は置きません)
- 神棚、仏壇ともない方は、お札を置く場所のホコリを払い、綺麗に水拭きします
- 神棚、もしくはそれに代わる目線より高い場所にお札を祀ります。
厄除けのお札の向きはどの方角にするべき?
厄除けのお札を置くときには、場所だけでなく、置く方角にも注意しましょう。
向きは、お札の文字が北向きに置くのはダメです。
東~南を向けるのが正しい置き方です。
これには「明るい方角に向ける」という意味が込められています。
宗派によって違いますが、一般的にはお供えものをする必要はないそうです。
ただ、1日に1回は手を合わせて神様にご挨拶をするようにしましょう。
厄除けのお札の効果が続くのはどれくらい?
前厄のときに厄除けをしてもらい、もらったお札を3年間飾っている人もいらっしゃいますが、できればお札は1年ごとに交換しましょう。
前厄、本厄、後厄と毎年、厄除けのお祓いをしてもらい、お札も毎年交換しましょう。
基本的にはお札の効果は1年間と言われています。
お札の処分方法を解説
厄年が過ぎたら、護符としてのお札の役割は終了です。
また、1年ごとにお札を交換するときに古いお札も役割は終わっています。
役割が終わったからといって、まさかそのままゴミ箱へポイする人はいないと思いますが、どのように処分すればよいのでしょうか?
お札を処分するには、お礼参りを兼ねてもう一度神社(お寺)へ出向き「納札所」に納めて、お炊き上げしてもらいましょう。
お札など思いを込めたものには気持ちが宿ると考えられ、役割を終えたときには「ありがとうございました」という御礼を捧げ、浄火することによって天上へ還す意味があります。
遠方の神社でもらったお札で、同じ場所に返すことが難しい場合には、近所の神社でお炊き上げしてもらってもOKです。
でも、個人的にはその神社でいただいたお札で無事に過ごせたのなら、同じ神社にお礼参りをしたいものです。
厄除けのお祓いを受ける際には、「お礼に行けるかどうか?」も考えて場所を決めましょう。
遠くの有名な神社より、近くで見守ってくれる氏神様のほうがいいかもしれませんよ。
お札を置いただけでは意味はない!
厄除け祈願に行って、お札をもらって神棚に飾るだけでは不十分です。
お札を飾ったら、毎日1回は手を合わせて、生きていることへの感謝を口にしましょう。
お参りに行ったときに、自分のお願い事ばかりする人がいますが、お願いばかりされるのと、感謝されるのとでは、いくら神様でも感謝する人の面倒をみたいと思うのではないでしょうか。
お札は置いただけでは意味はありません。
日々の感謝を伝えてこそ効果を発揮するものなのです。
厄年の過ごし方
厄年は「人生の節目」とされ、体調を崩しやすく、精神的にも不安定になりがちな時期とされています。
お祓いに行って、お札を飾ることも大切ですが、この時期は特に体調管理を心がけましょう。
ただ、厄年というと、「悪いことが起きる」というイメージですが、考え方次第です。
「人生の節目」ですから、これからより良い人生を歩んでいく為の「調整期間」だと考えたらどうでしょうか?
中でも「大厄」は人生の一番の節目です。
大厄にあたる方は、前厄、後厄含め3年間を人生の「調整期間」と考え、次なる飛躍へ向けての準備期間と捉えましょう。
この時期にコツコツと積み上げたものが、次のステージを開いてくれるのです。
厄年は、新しい人生をより良くする為の大切な期間だと考えてみましょう!
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