
山形県で縁結び・復縁のご利益のある神社を4社紹介します。
●山形市の湯殿山神社
●天童市の鈴立山 若松寺
●山形市の白山神社
諏訪神社、湯殿山神社は日本一の縁結びの神様と呼ばれる大国主命がお祀りされている神社。
白山神社は強力な復縁パワーを持つ菊理姫命がお祀りされている神社です。
そして一風変わった縁結びスポットが若松寺。ここには縁結びの運気を高めてくれる現役のご住職がいらっしゃるのです。
- 価値観が合う人と出会いたい
- ケンカして別れちゃったけど、やっぱりやり直したい
- 今のあいまいな関係を進展させたい
そんな人はぜひ最後まで読んでみてください。
山形市の諏訪神社
山形市内最古の神社といわれている諏訪神社。ご祭神は建御名方神・大国主神・事代主神です。
この中で大国主神こそ、日本一の縁結びパワーを持つ神様なのです。
島根の出雲大社は縁結び神社として有名ですが、なぜ有名なのかというと、大国主神が祀られているからです。
では、なぜ大国主神は縁結びの神様と言われるのか?
それはこんなエピソードを持つ神様だからです。
大国主命は古事記・日本書紀に登場する神様で「因幡の白兎」の神話で有名ですね。
彼は日本神話界きってのプレイボーイで6人の女神と結婚し180人の子供を作ったという最強モテ伝説を持つ神様です。
美人がいるという噂を聞けば、出雲の地から新潟地方まで出かけて行って口説くほど。日本一恋多き大国主命のモットーは「この世のすべての女性を幸せにすること」だったはず!たくさんの女神から慕われたことによって、日本最強の縁結びの神様として崇拝されています。
諏訪神社へのアクセス
山形県山形市諏訪町1丁目1-55
公式サイト
山形市の湯殿山神社
出羽三山の奥宮とされる湯殿山神社本宮は、写真撮影禁止、参拝は土足厳禁という厳しいルールがある神社です。
お祀りされている神様は大山祇命・大已貴命・少彦名命。
大已貴命・・・大国主神の別名。縁結びの神様。
少彦名命・・・穀物・医薬・温泉の神様。
さきほど諏訪神社のところで大国主神がなぜ縁結びの神様と言われるのかは説明しましたが、もう少しエピソードを見てみましょう。
どのように女性に助けられていたかというお話です。
因幡の白兎の神話で有名な大国主神。これは大国主神が兄神たちと出雲への旅をする物語です。
兄神たちと旅をするといっても、大国主神は兄神たちの荷物持ちで使いっ走りとして連れていかれていたのです。
その道中でワニ(サメともいわれる)に皮をはがされたウサギに出会い、大国主神が治療をしてあげたというのが因幡の白兎の神話。
ただこの旅の目的は、兄神たちが出雲で美人と名高いヤガミヒメにプロポーズしに行くことだったのです。
この兄神たちのことを八十神と言います。
八十神は「俺こそが選ばれるはず!」と思いながら行くわけですが、因幡の白兎はこんな大国主神にこんな予言をします。
「ヤガミヒメはキミを選ぶよ」
白兎の予言通り、ヤガミヒメは求婚にきた八十神ではなく、大国主神と結婚します。
これで怒り狂った八十神は大国主神を殺そうとします。
熱した岩を崖から落として大国主神にぶつけて大やけどをさせ殺したのです。
しかし、大国主神の母神の頼みで天界から遣わされたキサガイヒメ、ウムギヒメという女神に助けら、生き返ります。
そのことを知った八十神はまたも大国主神を殺そうと計画します。
今度は森の中に呼び出して、割れた木の間に挟んで圧死させたのです。
そこに母神が現れ、木を割いて助け出し生き返らせます。
二度助けられたものの、このままではまた八十神に命を狙われると思った大国主神は須佐之男命に助けを求めます。
須佐之男命はヤマタノオロチを退治したことで有名な神様です。
須佐之男命に会いに行ったとき、娘の須瀬理比売命に出会い恋に落ちます。
須佐之男命に助けを求める大国主神ですが、娘を奪われると思ったのか、娘にふさわしい男か試すためだったのか、須佐之男命は大国主神にさまざまな試練を課します。
ムカデと蜂が大量にいる部屋に閉じ込めたり、燃え盛る野原に置き去りにされたり。
しかしそれらの試練を須瀬理比売命の助けによって乗り切ったのです。
このように女性に助けられることの多かった大国主神は「この世のすべての女性を幸せにする!」ことをモットーにしていたのではないかと感じるのです。
だから、女性が大国主神にお願いすれば、優しく聞き入れてくれると思うんですよね。
湯殿山神社へのアクセス
山形県山形市旅篭町3-4-6
公式サイト
天童市の鈴立山 若松寺
天童市にある若松寺は天台宗のお寺です。地元では若松観音と呼ばれています。
ご本尊は聖観音です。観音菩薩とも呼ばれます。ご利益は苦難除去、現世利益、病気平癒、厄除け、開運、極楽往生など。仏教の仏様ってだいたいご利益の幅が広いんですよね。
でも、そんな聖観音にも縁結びのご利益はないようです。
なのになぜ若松寺は縁結びスポットと呼ばれ、多くの著名人も訪れるのでしょうか?
それは若松寺のご住職に縁結びパワーがあるからです!
神様、仏様でなく、現世に生きている人に縁結びのご利益があるってすごいですね!
具体的にはどういうことかというと、2007年にご住職が良縁を求めて参拝されたある女性と握手をしたことがはじまりです。
その女性はご住職と握手をしたことによって結婚できたと思ったみたいですね。
それが口コミで広がったのでしょう。多くの女性が訪れ、ご住職に握手を求めるようになります。
その女性たちの多くが良縁に恵まれたという報告があり、ますます人気になっていったのです。
今ではタレント・著名人も訪れるほど。
さらにこのご住職のおもしろいところは、良縁を願っている方が握手をしてもらうと
あなたの縁結びの願いが叶うかどうか100点満点中〇点と言って点数で教えてくれるそうです。わかりやすいですね~。
点数低かったらショックですけど。でもご住職と握手することで縁結び運がアップするかもしれませんね。
ちなみに、このご住職、大人気なので、握手してもらうには予約が必要になったみたいです。
鈴立山 若松寺へのアクセス
山形県天童市大字山元2205-1
TEL: 023-653-4138
公式サイト
山形市の白山神社
最後に山形市の白山神社を紹介します。
この神社には日本一の復縁パワーを持つ神様がお祀りされています。
その神様とは白山比売尊です。別名が菊理姫命。
菊理姫命は日本の神話・歴史が書かれている古事記・日本書紀にはほんのわずかしか登場しません。
それにも関わらず、全国に菊理姫命をお祀りする神社があります。
全国にたくさんある白山神社にお祀りされている神様です。
古事記・日本書紀に一瞬しか登場しないのに、全国に神社があるというのは、まさに大きなパワーを秘めた神様だと慕われているからじゃないかと思うのです。
菊理姫命はどんな場面で登場し、どんなことをしたのか説明します。
日本ではじめての夫婦神として日本の島々を生み出した伊邪那岐命・伊邪那美命の壮絶な夫婦ゲンカの場面に登場し仲裁したのです。
日本で初めての夫婦として仲睦まじく日本を生み出した神様が一体どんな理由でケンカになったのでしょうか?
夫婦ゲンカといっても並みのケンカではありません。妻が旦那を殺そうとするほどの大ゲンカです。
そのきっかけとなったのは、伊邪那美命が火の神を生んだときに大やけどをして死んだこと。
死んだら黄泉の国に行くことになります。黄泉の国に行くとそこの住人は生者と会うことはできないというルールがありました。
しかし伊邪那岐命はどうしても妻に会いたくなって、黄泉の国を訪れます。
そして、ルールを破って妻の姿を見てしまったのです。
しかし、伊邪那岐命が見たものは、変わり果てたゾンビのような妻の姿。
伊邪那岐命は恐怖を感じて逃げ出します。
変わり果てた自分の姿を見られた伊邪那美命は恥ずかしさと屈辱のあまり、激怒して夫である伊邪那岐命を殺そうと追いかけます。
あの世(黄泉の国)からこの世に必死に逃げようとした伊邪那岐命ですが、ついに伊邪那美命の手下につかまりそうになります。
捕まったら最後、殺されてしまいます。
そのときあらわれたのが菊理姫命です。
菊理姫命はイザナミに耳打ちします。するとそれまで激怒していたイザナミの心が静かに落ち着いたのです。
そしてイザナキは無事にこの世に戻ることができたのです。
殺そうとするほどの大ゲンカを見事に仲裁したことから、復縁の神様と言われるのです。
イザナキとイザナミに関してはあの世とこの世で別れてしまったので、物理的な復縁とはなりませんでしたが、心では復縁することができたのではないでしょうか。
復縁のお願いをするなら菊理姫命にするのがいいですね。
白山神社へのアクセス
山形県山形市白山3-11-21
【縁結び・復縁】正しいお祈りのやり方とは?
神社にお参りに行ったとき、どの神様にお願いをしているか明確に意識していますか?
「え?どういうこと?」と思われたかもしれません。
日本の神社って多くの場合、たくさんの神様をお祀りしています。日本には八百万の神と言われるほどたくさんの神様がいらっしゃいますから。
そして面白いことに、神様それぞれの得意分野が違います。
学問の神様、商売繁盛の神様、豊作の神様、縁切りの神様、縁結びの神様、などなど。
普通に考えたらわかりますが、学問の神様に「恋人ができますように」なんてお願いしませんよね?
日本の神道の考えでは、神様はあなたのどんな願いも受け入れてくれるのですが、同じお願いをするなら、得意な神様にお願いしたほうがいいじゃないですか。
だから、例えば縁結び(良縁が訪れますように)のお願いをするならこうです。
「オオクニヌシ様、○○県△△市□□町~の(名前)です。イケメンで優しくてお金持ちのセレブと出会えますように!」
みたいな感じです。
ポイントは神様の名前を唱えること(心の中で)。そして自分の住所・指名を名乗ること。
そしてお願いの内容です。
お願いの内容は具体的であればあるほどいいですね。
なかには、「神社はお願いをするところじゃない!お礼と感謝を伝えに行くところだ!」なんて言う方もいらっしゃいますが、そんなことないですよ。
そういう人は日本神道の考え方を勉強してほしいですね。
日本の神様はどんな願いも優しく受け入れてくれます。神道には仏教のようなお経(唱え言葉)は特にありませんが、神社に参拝したときにこんなふうに唱えることがあります。
「祓え給い、清め給え、神かむながら守り給い、幸さきわえ給え」
(お祓い下さい、お清め下さい、神様のお力により、お守り下さい、幸せにして下さい)
しっかりお願いしていますよね。
日本には言霊信仰ってあるじゃないですか。口に出した言葉に霊が宿るってやつですね。
だからお願いは口に出して具体的にするほうがいいのです。
今度、神社にお参りに行くときから、ぜひ試してみてください。