
宮崎県で縁結び・復縁のご利益がある恋愛パワースポット神社を5社紹介します。
●宮崎県宮崎市の青島神社
●宮崎県西都市の都萬神社
●宮崎県日南市の鵜戸神宮
●宮崎県西臼杵郡の高千穂神社
【復縁なら】
●宮崎県延岡市の三川内神社
- 一緒にいて楽しい人と出会いたい
- 友達関係から先に進みたい
- すれ違い・行き違いで別れたけど、やり直したい
そんな人におすすめの神社です。
宮崎県宮崎市の青島神社
青島神社には、彦火々出見命と豊玉姫命という神様が夫婦でお祀りされています。
彦火々出見命は一般的には火遠理命と呼ばれることのほうが多いです。
青島神社にはこの彦火々出見命と豊玉姫命が恋文のやり取りをした「幸せの黄色いポスト」というものがあり、これが縁結びスポットとして人気がある理由のようです。
豊玉姫命は竜宮城の乙姫様のモデルになったと言われる美女。
彦火々出見命が海に落とした釣り針を探すために海に潜ったところたどり着いたのが海の神である大綿津見神の宮殿でした。
その海の神の娘が豊玉姫命です。豊玉姫命のあまりの美しさに一目ぼれした彦火々出見命は探し物も忘れて豊玉姫命の宮殿で楽しみます。
浦島太郎の原型になった神話です。
さて、豊玉姫命にはもうひとつエピソードがあります。
それはこんなエピソードです。
ある日傷を負ったナマズを見つけた豊玉姫命はそのナマズに温泉をかけます。すると、すべすべ透き通るような白いナマズになりました。そのナマズは皮膚の病気を治す力を持つようになり、豊玉姫命に仕えるようになったそうです。
このエピソードから豊玉姫命は美肌の神様としてのご利益があるんですね。
青島神社にお参りしたときは、豊玉姫命に美肌のお願いもして女子力アップしちゃいましょう♪
ちなみに佐賀県に嬉野温泉という有名な温泉街がありますが、その中に豊玉姫神社があります。
嬉野温泉ナトリウムをたっぷり含む重曹泉で日本三大美肌の湯に選ばれたこともあります。
豊玉姫命がナマズにかけた温泉ってもしかして・・・ここじゃないですかね?
青島神社へのアクセス
宮崎県宮崎市青島2丁目13-1
公式サイト
宮崎県西都市の都萬神社
都萬神社にお祀りされている神様は木花開耶姫命という神様です。
名前からして可憐で美しそうな女神ですよね。
都萬神社では毎年7月7日に更衣祭という行事があり、木花開耶姫命の御神像に婚礼衣装をお着せし、お化粧や角隠しで花嫁姿になってもらうというもの。
これが縁結びスポットしての理由のようです。
しかし、実は木花開耶姫命は縁結びの神様というより、安産の神様だと思います。
それはこんなエピソードがあるからです。
天界を統治する天照大御神は、あるとき地上も統治しようと考えます。
そこで地上を統治する役割を与えたのがニニギノミコトという神様。
天照大御神の孫です。
ニニギノミコトは天照大御神の命を受け、筑紫の日向の襲の高千穂に降り立ちます。
これが「天孫降臨」の神話です。
地上に降り立ったニニギノミコトが散歩していると、超絶美しい女神に出会い、一目惚れしてその場でプロポーズしました。
その相手が木花開耶姫命です。
結局、ニニギノミコトと木花開耶姫命は結婚するのですが、なんとその翌日に木花開耶姫命は妊娠したのです!
これにはニニギノミコトも
「いや、その子、俺の子じゃないよね?」となったわけです。
それを聞いて木花開耶姫命は
「ちょっと、ふざけんじゃないわよ!あんたの子よ!」
と大激怒しました。そしてこう言います。
「あなた天孫でしょ?すごい神様なんでしょ?だったらどんな状況でもあなたの子であれば無事に生まれてくるはずよね?」
そして、産屋に火を放ち、燃え盛る炎の中で無事出産したのです。
可憐な名前に似合わず、過激なことをしたんですね。
そんな過酷な状況で元気な子を産みます。
ちなみに、その子がさきほどの青島神社のところで登場した彦火々出見命です。
こんなエピソードから、木花開耶姫命は安産のご利益がある神様とされているのです。
都萬神社へのアクセス
宮崎県西都市大字妻1
公式サイト
宮崎県日南市の鵜戸神宮
鵜戸神宮にお祀りされている神様は、超絶難しい漢字、絶対読めない、この神様です。
日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊
この神様は青島神社のところで登場した彦火々出見命と豊玉姫命の子供です。
しかし、ワケありでこの子を育てたのは母親である豊玉姫命ではなく、その妹の玉依姫命です。
「うがやふきあえずのみこと」は叔母さんに育てられたということです。
そして成長した「うがやふきあえずのみこと」はなんと、叔母である玉依姫命と結婚します!
かなりの美魔女だったんですかね?
とにかく「うがやふきあえずのみこと」は叔母と結婚したわけです。
そしてできた子供が初代の神武天皇となる「カムヤマトイワレビコ」なんです。
玉依姫命は現在の皇室につながる初代天皇を生んだ母親ということです。
なので、鵜戸神宮の神様である「うがやふきあえずのみこと」は縁結びの神様というより、夫婦和合の神様ではないかと思います。
鵜戸神宮が縁結び神社と呼ばれるのは本殿前にある「霊石亀石」という岩の存在です。

確かに亀のような形の岩です。
真ん中に大きなくぼみがあります。そこに向かって「運玉」を男性は左手、女性は右手で願いを込めながら投げ入れます。
見事入ると願いが叶うそうです。
鵜戸神宮へのアクセス
宮崎県日南市大字宮浦3232
公式サイト
宮崎県西臼杵郡の高千穂神社

高千穂神社の主祭神は一之御殿の高千穂皇神と二之御殿の十社大明神です。
高千穂皇神は一柱の神様のことではなく、3組の夫婦神のことをまとめた呼び方です。
しかしこれらの神様にはいずれも縁結びのご利益があるという話は聞いたことがありません。
それにもかかわらず、高千穂神社が縁結び神社と言われるのは、境内に「夫婦杉」と呼ばれる巨大な杉の木があるからです。
なぜ「夫婦杉」なのかというと、ひとつの根本から2本の杉が伸びているからです。
この杉の周りを夫婦、恋人、友達と手をつないで3回まわると良縁成就、家内安全、子孫繁栄の願いがかなと伝えられています。
このように御神木に縁結びのご利益がありますよ、というパターンは多いですね。
高千穂神社へのアクセス
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1037
宮崎県延岡市の三川内神社

彼岸桜で有名な三川内神社。お祀りされている神様は次の三柱です。
- 伊弉諾命
- 伊弉冉命
- 菊理姫命
三川内神社を復縁のご利益があると紹介する人は多分いないんじゃないでしょうか。
でも、この神社には日本一の復縁パワーを持つ神様がいらっしゃるのです!
それが菊理姫命という神様です。
同じくこの神社にお祀りされている伊弉諾命と伊弉冉命の壮絶な夫婦ケンカを仲裁したのです。
伊弉諾命と伊弉冉命といえば、日本で初めての夫婦として仲睦まじく日本を生み出した神様です。
それが一体どんな理由でケンカになったのでしょうか?
夫婦ゲンカといっても並大抵のケンカではありません。妻が旦那を殺そうとするほどの大ゲンカです。
そのきっかけとなったのは、伊弉冉命が火の神を生んだときに大やけどをして死んだこと。
死んだら黄泉の国に行くことになります。黄泉の国に行くとそこの住人は生者と会うことはできないというルールがありました。
しかし伊弉諾命はどうしても妻に会いたくなって、黄泉の国を訪れます。
そして、ルールを破って妻の姿を見てしまったのです。
しかし、伊弉諾命が見たものは、変わり果てたゾンビのような妻の姿。
伊弉諾命は恐怖を感じて逃げ出します。
変わり果てた自分の姿を見られた伊弉冉命は恥ずかしさと屈辱のあまり、激怒して夫である伊弉諾命を殺そうと追いかけます。
あの世(黄泉の国)からこの世に必死に逃げようとした伊弉諾命ですが、ついに伊弉冉命の手下につかまりそうになります。
捕まったら最後、殺されてしまいます。
そのときあらわれたのが菊理姫命です。
菊理姫命はイザナミに耳打ちします。するとそれまで激怒していたイザナミの心が静かに落ち着いたのです。
そしてイザナキは無事にこの世に戻ることができたのです。
殺そうとするほどの大ゲンカを見事に仲裁したことから、復縁の神様と言われるのです。
イザナキとイザナミに関してはあの世とこの世で別れてしまったので、物理的な復縁とはなりませんでしたが、心では復縁することができたのではないでしょうか。
そんな菊理姫命の復縁パワーを授かりたい人は三川内神社へのお参りをお勧めします。
三川内神社へのアクセス
宮崎県延岡市北浦町三川内1147
【縁結び・復縁】正しいお祈りのやり方とは?
神社にお参りに行ったとき、どの神様にお願いをしているか明確に意識していますか?
「え?どういうこと?」と思われたかもしれません。
日本の神社って多くの場合、たくさんの神様をお祀りしています。日本には八百万の神と言われるほどたくさんの神様がいらっしゃいますから。
そして面白いことに、神様それぞれの得意分野が違います。
学問の神様、商売繁盛の神様、豊作の神様、縁切りの神様、縁結びの神様、などなど。
普通に考えたらわかりますが、学問の神様に「恋人ができますように」なんてお願いしませんよね?
日本の神道の考えでは、神様はあなたのどんな願いも受け入れてくれるのですが、同じお願いをするなら、得意な神様にお願いしたほうがいいじゃないですか。
だから、例えば縁結び(良縁が訪れますように)のお願いをするならこうです。
「オオクニヌシ様、○○県△△市□□町~の(名前)です。イケメンで優しくてお金持ちのセレブと出会えますように!」
みたいな感じです。
ポイントは神様の名前を唱えること(心の中で)。そして自分の住所・指名を名乗ること。
そしてお願いの内容です。
お願いの内容は具体的であればあるほどいいですね。
なかには、「神社はお願いをするところじゃない!お礼と感謝を伝えに行くところだ!」なんて言う方もいらっしゃいますが、そんなことないですよ。
そういう人は日本神道の考え方を勉強してほしいですね。
日本の神様はどんな願いも優しく受け入れてくれます。神道には仏教のようなお経(唱え言葉)は特にありませんが、神社に参拝したときにこんなふうに唱えることがあります。
「祓え給い、清め給え、神かむながら守り給い、幸さきわえ給え」
(お祓い下さい、お清め下さい、神様のお力により、お守り下さい、幸せにして下さい)
しっかりお願いしていますよね。
日本には言霊信仰ってあるじゃないですか。口に出した言葉に霊が宿るってやつですね。
だからお願いは口に出して具体的にするほうがいいのです。
今度、神社にお参りに行くときから、ぜひ試してみてください。