
茨城県で縁結び・復縁のご利益ありの神社を5社紹介します。あわせて神社で縁結びや復縁の祈願をするときの効果的なお祈りのやり方もお伝えします。
この記事で紹介する神社は下記の5社です。どこにも紹介されていない超穴場スポットも紹介します。
⛩ 茨城県笠間市の常陸国出雲大社・・・縁結び
⛩ 茨城県稲敷市の大杉神社・・・縁結び
⛩ 茨城県日立市の泉神社・・・縁結び
⛩ 茨城県鹿嶋市の鹿島神宮・・・縁結び
⛩ 城県取手市の白山神社・・・復縁
また、なぜこれらの神社に縁結び・復縁の効果があるのかもきっちり説明しています。
目次
⛩ 茨城県笠間市の常陸国出雲大社
主祭神は大国主大神。
大国主大神は出雲大社の祭神で縁結びの神様と説明されています。
でもなぜ大国主大神に縁結びのご利益があると言われているのかご存じですか?
別に知らなくてもいいかもしれませんが、知っておいたほうが縁結び祈願に行ったときの思い入れが変わってくると思いませんか?
さて、なぜ大国主大神が縁結びの神様と言われるかというと、彼は神話界NO.1のモテ男で6人の女神と結婚し、180人(日本書紀では181人とされる)の子供を作ったことからです。
私の使命はこの世の女性を幸せにすること!なんてモットーを持っていたのかもしれませんね。
だから特に女性が幸せになるための縁結びのお願いはきっと聞いてくれるのではないでしょうか。
常陸国出雲大社へのアクセス
茨城県笠間市福原2001
公式サイト
⛩ 茨城県稲敷市の大杉神社
紹介しておきながら無責任ですが、ここ不思議な神社です。
主祭神は倭大物主櫛甕玉命で、配祀されているのが大己貴大神・小彦名大神です。
それなのに「あんば様」をお祀りする神社なんですよね。
あんば様というのは、この地にある巨大な杉の木のことです。
あるお坊さんが旅の途中で病気に苦しむ民衆に出会います。そのお坊さんはこの地にあった巨大な杉に祈念したところ、三輪明神という神様がその杉に乗り移って病魔を収めたとか。
そこから杉の木が信仰されるようになり、中世にはこの地が水上交通で栄えたことから、交通安全の神様として信仰されるようになったらしいです。
さらにもうひとつ不思議なことが。
お祀りされている神様の倭大物主櫛甕玉命と大己貴大神ってどちらも大国主命という神様の別名のはずなんですよね。
いってみれば、豊臣秀吉と木下藤吉郎を別の人にするってことですからね。
※木下藤吉郎は豊臣秀吉が出世する前の名前
というふうに、不思議な神社なのですが、大国主命がダブルでお祀りされているので縁結びのご利益もダブルかな?
大杉神社へのアクセス
茨城県稲敷市阿波958番地
公式サイト
⛩ 茨城県日立市の泉神社
茨城県日立市の泉神社の祭神は天速玉姫命という神様。
古事記にも日本書紀にも登場しないので、すみません、どんな神様なのかよくわかりません。
泉神社の社記によると、ある日天から霊玉(水晶のような玉)が落ちてきてこの地に当たり、沸騰して泉になったと記されています。この霊玉を神格化したのが天速玉姫命ということです。
なぜこの神社が縁結びのパワースポットと言われるかというと、むかしむかし、この泉に男女が集まって水を飲んだらしいんです。
出会いカフェみたいなスポットだったのでしょう。ここでたくさんのカップルが生まれたんでしょうね。
それで縁結びのパワースポットになっていったのではないかと思います。
お祀りされている神様的には縁結びのご利益はないと思いますが、実際にたくさんのカップルが生まれて、幸せオーラに満ちた場所であったということでしょう。
幸せな気分の人の近くにいると、自分も幸せな気分になることは普通にあるじゃないですか?
だから、カップル幸せオーラに触れることで、自分にも縁結びパワーのおすそ分けをいただけるのかも。
泉神社へのアクセス
茨城県日立市水木町2-22-1
公式サイト
⛩ 茨城県鹿嶋市の鹿島神宮
茨城県鹿嶋市の鹿島神宮のご祭神は武甕槌大神という神様です。
神宮ということは皇室の祖先をお祀りしている神社のはずですが、なんで鹿島「神宮」なんでしょう?
天皇や皇室の祖先をお祀りしているわけではないのに。
これはどうやら藤原氏っていうめっちゃ権力を持っていた一族が関係しているらしいのですが、縁結びとはまったく関係ないので省きます。
さて、なぜ鹿島神宮が縁結びスポットと言われるのか?
祭神である武甕槌大神という神様は色恋とはまったく無縁の武神ですからね。
戦い好きの神様です。
それなのになぜ縁結び?という感じですが、理由はこれです。
見つけることが出来たら
「恋人が出来る」
「婚活が実る」
「夫婦仲が良くなる」
と言われる縁結びのハートの灯篭。
もう、明らかに参拝客増やすためのマーケティングアイテムじゃないですか!
これで、縁結びスポットというのは気が引けますが、実際にたくさんの人が縁結び祈願に訪れているので紹介しておきます。
誤解のないように、鹿島神宮をディスってるわけじゃないですよ。
神宮っていうくらいだから、とても格式の高い神社だし、戦いの神様がお祀りされているわけですから、商売繁盛祈願とか合格祈願とかに行くと、すごいご利益があるのではないでしょうか。
鹿島神宮へのアクセス
茨城県鹿嶋市宮中2306-1
公式サイト
⛩ 茨城県取手市の白山神社

最後は地元取手市の人でもその存在を知っている人は少ないであろう白山神社を紹介します。
取手一の古い神社だそうです。
なぜこんなひっそりと地味な神社を紹介するかというと、この神社にお祀りされている神様が強力な復縁パワーを持っているからです。
その神様とは菊理姫命という神様です。
菊理姫命プロフィール

日本の島々を生んだとされる伊弉諾尊と伊邪那美命の夫婦が大ゲンカしたときに仲裁した神様。そのエピソードから「縁をくくる」ということで「ククリヒメ」と呼ばれています。伊弉諾尊と伊邪那美命は日本の国土を生み出しただけでなく、たくさんの神様も産み落としました。日本神話で最も有名な天照大御神やその弟である須佐之男命もそうです。日本初の夫婦ですから、とても仲が良かったのです。ある日、伊邪那美命が「火の神」を産み落としたときに大やけどを負って死んでしまい、黄泉の国(あの世)に行ってしまいます。しかし夫である伊弉諾尊はどうしても妻に会いたくて黄泉の国を訪れます。黄泉の国にいる死者は生者と話してはいけないという厳しいルールがあったのですが、伊弉諾尊はその禁を犯します。ルールを破ってまで会いたかった伊邪那美命は化け物のような姿にされてしまいます。その姿を愛する夫に見られた伊邪那美命は恥ずかしさと屈辱のあまり、怒り狂ってしまい、伊弉諾尊を殺そうとします。伊弉諾尊は逃げ出します。しかし追いつかれ今にも殺されそうになった瞬間、あらわれたのが菊理姫命です。菊理姫命は伊邪那美命に耳打ちし、それによって伊邪那美命の怒りが和らぎ、伊弉諾尊は無事に生きてこの世に帰ることができたのです。
生者と死者なので、元通りの中に戻ることはできませんでしたが、菊理姫命は伊弉諾尊と伊邪那美命の心を復縁させた強力な復縁パワーを持つ神様です。
ちょっとした行き違いや、理不尽な理由で別れることになってしまった彼と復縁したいというときは、菊理姫命がお祀りされている神社がおすすめです。
白山神社へのアクセス
茨城県取手市野々井1696
取手市指定文化財ページへ
【縁結び・復縁】正しいお祈りのやり方とは?
神社にお参りに行ったとき、どの神様にお願いをしているか明確に意識していますか?
「え?どういうこと?」と思われたかもしれません。
日本の神社って多くの場合、たくさんの神様をお祀りしています。日本には八百万の神と言われるほどたくさんの神様がいらっしゃいますから。
そして面白いことに、神様それぞれの得意分野が違います。
学問の神様、商売繁盛の神様、豊作の神様、縁切りの神様、縁結びの神様、などなど。
普通に考えたらわかりますが、学問の神様に「恋人ができますように」なんてお願いしませんよね?
日本の神道の考えでは、神様はあなたのどんな願いも受け入れてくれるのですが、同じお願いをするなら、得意な神様にお願いしたほうがいいじゃないですか。
だから、例えば縁結び(良縁が訪れますように)のお願いをするならこうです。
「オオクニヌシ様、○○県△△市□□町~の(名前)です。イケメンで優しくてお金持ちのセレブと出会えますように!」
みたいな感じです。
ポイントは神様の名前を唱えること(心の中で)。そして自分の住所・指名を名乗ること。
そしてお願いの内容です。
お願いの内容は具体的であればあるほどいいですね。
なかには、「神社はお願いをするところじゃない!お礼と感謝を伝えに行くところだ!」なんて言う方もいらっしゃいますが、そんなことないですよ。
そういう人は日本神道の考え方を勉強してほしいですね。
日本の神様はどんな願いも優しく受け入れてくれます。神道には仏教のようなお経(唱え言葉)は特にありませんが、神社に参拝したときにこんなふうに唱えることがあります。
「祓え給い、清め給え、神かむながら守り給い、幸さきわえ給え」
(お祓い下さい、お清め下さい、神様のお力により、お守り下さい、幸せにして下さい)
しっかりお願いしていますよね。
日本には言霊信仰ってあるじゃないですか。口に出した言葉に霊が宿るってやつですね。
だからお願いは口に出して具体的にするほうがいいのです。
今度、神社にお参りに行くときから、ぜひ試してみてください。