
兵庫県で縁結び・復縁のご利益がある神社を紹介します。
●氷室神社(神戸市兵庫区)
●伊和都比売神社(赤穂市御崎)
●高砂神社(高砂市高砂町)
●賀茂神社(たつの市御津町)
●生田神社(神戸市中央区)
●生石神社(高砂市阿弥陀町)
●伊和神社(宍粟市一宮町)
●白山姫神社(西宮市小曽根町)
●鱒ます恋こい神社(神戸市北区)
おすすめは高砂神社です。この神社には日本一の縁結びの神様と良縁を引き寄せる女神がお祀りされています。
その他の神社についても、なぜ縁結びのご利益があるのかも説明します。そのほうがお参りしたときに納得感ありますよね。
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そんな人はぜひ今回ご紹介する神社に参拝に行ってみてください。
目次
氷室神社(神戸市兵庫区)
氷室神社の境内には「れんあい弁天」と呼ばれるスポットがあり、「愛のポスト」が置かれています。
あなたの願い事を書いて、愛のポストに投函すると願いが叶うそうですよ!
願い事はできるだけ具体的に書くのがコツです。
縁結びで、狙っている相手が決まっているなら、その相手の名前、年齢、特徴なども書き添えるといいでしょう。
相手が特に決まっていなくて、良縁が欲しいという場合も、相手の条件を細かく書いておきます。
「身長180㎝以上で、イケメン、転勤なし、優しい人」みたいな感じですかね。
愛のポストに投函するには専用の用紙に記入しなければならないのですが、スマホに下書きを作っておいて、その場でスマホを見ながら記入するとスムーズですよ。
氷室神社ではこの愛のポストが有名で、これによって縁結びスポットとして紹介されるのですが、実は、この神社には日本一の縁結びの神様がお祀りされているのです。
その神様とは、大国主命。
出雲大社の神様として有名です。日本神話の中でも登場することの多い重要な神様。
どんな神様なのか、なぜ日本一の縁結びの神様なのか説明します。
大国主命プロフィール

古事記・日本書紀に登場する神様。出雲大社にお祀りされている縁結びの神様です。「因幡の白兎」の神話で有名。日本神話界きってのプレイボーイで6人の女神と結婚し180人の子供を作ったという最強モテ伝説を持つ神様です。美人がいるという噂を聞けば、出雲の地から新潟地方まで出かけて行って口説くほど。日本一恋多き大国主命のモットーは「この世のすべての女性を幸せにすること」だったはず!たくさんの女神から慕われたことによって、日本最強の縁結びの神様として崇拝されています。
日本神話界NO.1のモテ男です。
美しい女性がいると聞けば、出雲の地からはるばる新潟のほうまで行って口説いたり。マメ&優しい。モテる男の条件を備えています。
だから女性に助けられることの多かった神様でもあります。
このことから縁結びの神様として親しまれることになったのです。
愛のポストに投函した後は、大国主命に縁結び成就の祈願をしておきましょう。
氷室神社へのアクセス
兵庫県神戸市兵庫区氷室町2-15-1
伊和都比売神社(赤穂市御崎)
伊和都比売神社は、瀬戸内海を望む赤穂御崎温泉街にある神社です。
昔から、縁結びや恋愛成就のご利益があるとされているのですが、その理由がよくわかりません。
お祀りされている神様は伊和都比売大神という神様なのですが、どんな神様なのかがよくわからないんですよね。
一説によると、豊受媛神と同じ神様らしいです。だったら食物の神様なので縁結びとはあまり関係ないんですよね。
伊和都比売神社がなぜ昔から縁結び神社と言われるのかはわかりませんが、この神社で売っている「姫守り」というのが人気で、このお守りに縁結びのご利益があるとされているようです。
いまいち、縁結びの根拠がわからないのですが、景色もよくなかなかのパワースポットなのは間違いないです。
伊和都比売神社へのアクセス
兵庫県赤穂市御崎2
高砂神社(高砂市高砂町)
兵庫県の縁結び神社で私が最もおすすめするのが、こちらの高砂神社です。
なぜなら、高砂神社には日本一の縁結びの神様と良縁を引き寄せる女神がお祀りされているから。
しかも歴史のある神社なので、霊験もバッチリ!
高砂神社のご祭神は素盞嗚尊・大己貴命・櫛稲田姫命です。
大己貴命はさきほど紹介した大国主命と同じ神様。
つまり日本一の縁結びの神様です。
日本神話界NO.1のモテ男です。
大国主命エピソード
美しい女性がいると聞けば、出雲の地からはるばる新潟のほうまで行って口説いたり。マメ&優しい。モテる男の条件を備えています。
だから女性に助けられることの多かった神様でもあります。
因幡の白兎の神話が有名ですが、これは大国主命が兄神たちと出雲への旅をする物語です。
兄神たちと旅をするといっても、大国主命は兄神たちの荷物持ちで使いっ走りとして連れていかれていたのです。
その道中でワニ(サメともいわれる)に皮をはがされたウサギに出会い、大国主命が治療をしてあげたというのが因幡の白兎の神話。
ただこの旅の目的は、兄神たちが出雲で美人と名高いヤガミヒメにプロポーズしに行くことだったのです。
この兄神たちのことを八十神と言います。
八十神は「俺こそが選ばれるはず!」と思いながら行くわけですが、因幡の白兎はこんな大国主命にこんな予言をします。
「ヤガミヒメはキミを選ぶよ」
白兎の予言通り、ヤガミヒメは求婚にきた八十神ではなく、大国主命と結婚します。
これで怒り狂った八十神は大国主命を殺そうとします。
熱した岩を崖から落として大国主命にぶつけて大やけどをさせ殺したのです。
しかし、大国主命の母神の頼みで天界から遣わされたキサガイヒメ、ウムギヒメという女神に助けら、生き返ります。
そのことを知った八十神はまたも大国主命を殺そうと計画します。
今度は森の中に呼び出して、割れた木の間に挟んで圧死させたのです。
そこに母神が現れ、木を割いて助け出し生き返らせます。
二度助けられたものの、このままではまた八十神に命を狙われると思った大国主命は須佐之男命に助けを求めます。
須佐之男命はヤマタノオロチを退治したことで有名な神様です。
須佐之男命に会いに行ったとき、娘の須瀬理比売命に出会い恋に落ちます。
須佐之男命に助けを求める大国主命ですが、娘を奪われると思ったのか、娘にふさわしい男か試すためだったのか、須佐之男命は大国主命にさまざまな試練を課します。
ムカデと蜂が大量にいる部屋に閉じ込めたり、燃え盛る野原に置き去りにされたり。
しかしそれらの試練を須瀬理比売命の助けによって乗り切ったのです。
このように女性に助けられることの多かった大国主命は「この世のすべての女性を幸せにする!」ことをモットーにしていたのではないかと感じるのです。
だから、女性が大国主命にお願いすれば、優しく聞き入れてくれると思うんですよね。
良縁を引き寄せる櫛稲田姫命とはどんな神様?
櫛稲田姫命は素盞嗚尊という神様の奥さん。
素盞嗚尊は天界を追放されるほどの暴れん坊な神様でしたが、生まれは超セレブ。
天界を統治し、現在の皇室の祖先とされる天照大御神の弟ですからね。
いろいろあって天界を追放されたスサノオはある日、老夫婦と泣いている娘に出会います。
その娘はとても美しく、素盞嗚尊は一目惚れ。
「どうした。なぜ泣いているのだ?」
老夫婦は答えます。
「はい、今夜この娘をヤマタノオロチに差し出さなければならないのです」
ヤマタノオロチは8つの頭を持つ蛇の化け物。その化け物が村を襲ってくるので、村人は娘を生贄に差し出していたのです。
そしてその夜は櫛稲田姫命が生贄にされる日でした。
それを聞いた素盞嗚尊は宣言します。
「俺が退治してやる!だからその娘と結婚させろ!!」
櫛稲田姫命に一目惚れしてしまった素盞嗚尊は彼女を助けるためにヤマタノオロチを退治します。
酒を飲ませて酔わせ、頭をひとつひとつ切り落としていった神話です。
ヤマタノオロチを切り倒していったときに尾から出てきたのが天叢雲剣です。三種の神器のひとつですね。
こうしてヤマタノオロチ退治に成功したスサノオは櫛稲田姫命と結婚しました。
さて、この物語を櫛稲田姫命の視点で考えるとどうでしょう。
めちゃくちゃ簡単にまとめると
泣いていたら超セレブな神様と結婚できちゃった!
っていうことですよ。すごい玉の輿だと思いませんか。このエピソードから櫛稲田姫命には良縁を引き寄せるパワーがあると考えられます。
さらに櫛稲田姫命の子孫(子供という説もある)には、日本一の縁結びの神様と言われる大国主命がいます。
もはや縁結びパワーの家系。
高砂神社は日本一の縁結びの神様&元祖玉の輿の神様に一度にお参りできる神社なんです!
高砂神社へのアクセス
兵庫県高砂市高砂町東宮町190
賀茂神社(たつの市御津町)
賀茂神社のご祭神は次の通り。
- 賀茂別雷神
- 彦火火出見尊
これらの神様には縁結びのご利益はありません。
賀茂神社が縁結びスポットと呼ばれるのは境内の御神木、「賀茂の愛の榊」があるからです。
2本の榊が、なぜか途中から1本になって、まるで寄り添うような形になっているため縁結びのご利益ありとなったようです。
このように御神木や岩などを神格化して縁結びのご利益をうたう神社は全国的にも多いですね。
榊は、神事に使われたり神棚にお供えされたりと、もともと縁起の良い植物なので、なんだか良縁を授かることができそうですね。
賀茂神社へアクセス
兵庫県たつの市御津町室津75
生田神社(神戸市中央区)
生田神社は、神戸で古くから恋愛成就のご利益で有名な神社です。「ご縁結びのいくたさん」と呼ばれるくらいです。
駅から近いというアクセスの便利さも人気の理由でしょう。
縁結びスポットは境内に入ってすぐにある 松尾神社の杉の木です。杉の木に触れながら願い事をすれば叶うと言われています。
特定の相手がいるなら、その人のことを思い浮かべながら杉の木にお願いするといいでしょう。
特定の相手はいないけど、良縁が欲しいという人は、理想の相手をイメージしながらお願いですね。
生田神社へのアクセス
兵庫県神戸市中央区下山手通1-2-1
生石神社(高砂市阿弥陀町)
生石神社は参拝の仕方が変わっていて、右側・左側・最後に御神体の前で祈願するそうです。
お祀りされている神様は大穴牟遅命と少毘古那命という神様です。
大穴牟遅命は大国主命と同じ神様。別名です。
この記事でも紹介した日本一の縁結びの神様ですね。
大国主命はとても重要な神様なので、全国たくさんの神社でお祀りされていますが、日本の神道の考え方では、どこの神社でもご利益は同じです。
生石神社へのアクセス
兵庫県高砂市阿弥陀町生石171
伊和神社(宍粟市一宮町)
伊和神社にも日本一の縁結びの神様、大己貴神(大国主命)がお祀りされているので、縁結びのご利益ありです。
この神社は社殿が北向きに建設されている珍しい神社です。
日本の神社の多くは南向き。太陽光が最も当たる方角であり古来より、南に向かって座ることがよかったんですね。
なのになぜ北向き?
それはこんな伝説があるからです。
伊和神社を建立しようとしたとき、突然ヒノキ数千本が生い繁る広大な聖地ができました。
空には数え切れぬほど多くのツルが舞っていて、その中の大きな二羽が下りてきて石の上にとまり、北を向いて眠っていたので、その跡に神殿を造ったということなんですね。
鶴ってなんとなく縁起のいい生き物なので、パワースポット感がありますね。
伊和神社へのアクセス
兵庫県宍粟市一宮町須行名407
白山姫神社(西宮市小曽根町)
白山姫神社は強力な復縁ご利益のある神社です。
このこじんまりした神社を兵庫県の復縁神社として紹介する人はほどんどいないでしょう。
しかし、この神社には、日本一といっていい復縁の神様がお祀りされているのです。
その神様を菊理姫命と言います。
菊理姫命プロフィール

日本の島々を生んだとされる伊邪那岐命と伊邪那美命の夫婦が大ゲンカしたときに仲裁した神様。そのエピソードから「縁をくくる」ということで「ククリヒメ」と呼ばれています。伊邪那岐命と伊邪那美命は日本の国土を生み出しただけでなく、たくさんの神様も産み落としました。日本神話で最も有名な天照大御神やその弟である須佐之男命もそうです。日本初の夫婦ですから、とても仲が良かったのです。ある日、伊邪那美命が「火の神」を産み落としたときに大やけどを負って死んでしまい、黄泉の国(あの世)に行ってしまいます。しかし夫である伊邪那岐命はどうしても妻に会いたくて黄泉の国を訪れます。黄泉の国にいる死者は生者と話してはいけないという厳しいルールがあったのですが、伊邪那岐命はその禁を犯します。ルールを破ってまで会いたかった伊邪那美命は化け物のような姿にされてしまいます。その姿を愛する夫に見られた伊邪那美命は恥ずかしさと屈辱のあまり、怒り狂ってしまい、伊邪那岐命を殺そうとします。伊邪那岐命は逃げ出します。しかし追いつかれ今にも殺されそうになった瞬間、あらわれたのが菊理姫命です。菊理姫命は伊邪那美命に耳打ちし、それによって伊邪那美命の怒りが和らぎ、伊邪那岐命は無事に生きてこの世に帰ることができたのです。
生者と死者ですから、物理的な復縁とはいきませんが、菊理姫命のおかげで心の復縁はできたのではないでしょうか。
菊理姫命は日本神話の中で登場する回数はごくわずか。というか、この夫婦ケンカを仲裁した場面にしか登場しません。
それでもこの復縁パワー、インパクトあると思いませんか?
日本神話に登場する回数は少ないにも関わらず、日本全国に菊理姫命を祀る神社はたくさんあります。
白山神社、白山姫神社など、白山系の神社にはまず菊理姫命がお祀りされています。
それだけ慕われている神様ということなんでしょう。
- 別れたくなかったけど、すれ違いが続いて別れてしまった・・・
- 浮気されて別の女に取られてしまった
- ちょっとしたケンカで空気が悪くなったまま・・・
そんな人は菊理姫命にお参りしてみましょう。
白山姫神社へのアクセス
兵庫県西宮市小曽根町4-7-22
鱒ます恋こい神社(神戸市北区)
鱒ます恋こい神社は、温泉で有名な兵庫県の有馬にある「有馬ます池」の中にある神社です。名前からして「ギャグ?」と思ってしまいますが、これがなかなかの恋愛パワースポット。
近くに 湯泉神社という神社があるのですが、なんと、そこからこの記事で何度も出てくる大国主命を勧請しているのです!
※勧請・・・ 神仏の分霊を迎えること
ふざけた名前の割に本気の神社です。
鱒ます恋こい神社へのアクセス
兵庫県神戸市北区有馬町1688-2
【縁結び・復縁】正しいお祈りのやり方とは?
神社にお参りに行ったとき、どの神様にお願いをしているか明確に意識していますか?
「え?どういうこと?」と思われたかもしれません。
日本の神社って多くの場合、たくさんの神様をお祀りしています。日本には八百万の神と言われるほどたくさんの神様がいらっしゃいますから。
そして面白いことに、神様それぞれの得意分野が違います。
学問の神様、商売繁盛の神様、豊作の神様、縁切りの神様、縁結びの神様、などなど。
普通に考えたらわかりますが、学問の神様に「恋人ができますように」なんてお願いしませんよね?
日本の神道の考えでは、神様はあなたのどんな願いも受け入れてくれるのですが、同じお願いをするなら、得意な神様にお願いしたほうがいいじゃないですか。
だから、例えば縁結び(良縁が訪れますように)のお願いをするならこうです。
「オオクニヌシ様、○○県△△市□□町~の(名前)です。イケメンで優しくてお金持ちのセレブと出会えますように!」
みたいな感じです。
ポイントは神様の名前を唱えること(心の中で)。そして自分の住所・指名を名乗ること。
そしてお願いの内容です。
お願いの内容は具体的であればあるほどいいですね。
なかには、「神社はお願いをするところじゃない!お礼と感謝を伝えに行くところだ!」なんて言う方もいらっしゃいますが、そんなことないですよ。
そういう人は日本神道の考え方を勉強してほしいですね。
日本の神様はどんな願いも優しく受け入れてくれます。神道には仏教のようなお経(唱え言葉)は特にありませんが、神社に参拝したときにこんなふうに唱えることがあります。
「祓え給い、清め給え、神かむながら守り給い、幸さきわえ給え」
(お祓い下さい、お清め下さい、神様のお力により、お守り下さい、幸せにして下さい)
しっかりお願いしていますよね。
日本には言霊信仰ってあるじゃないですか。口に出した言葉に霊が宿るってやつですね。
だからお願いは口に出して具体的にするほうがいいのです。
今度、神社にお参りに行くときから、ぜひ試してみてください。