
群馬県で縁結び・復縁の効果ありと評判の神社・お寺を紹介します。
縁結び・良縁のご利益があるおすすめ神社
●群馬県高崎市の達磨寺
●群馬県前橋市の赤城神社
●群馬県太田市の冠稲荷神社
●群馬県渋川市の伊香保神社
復縁のご利益があるおすすめ神社
●群馬県高崎市の小祝神社
なぜこれらの神社・お寺に縁結びや復縁の効果があると言われるのか、さっそく見ていきましょう。
●群馬県高崎市の達磨寺
本堂の右手ある観音堂の中に「十一面観世音菩薩」という仏様がお祀りされています。
仏教の世界では、仏様には生きてる間にもらえる現世利益と死んでからの後世利益という二種類のご利益があるとされています。
十一面観音菩薩には10種類の現世利益(病気から守る、不慮の事故に合わない、財産を失わないなど)と4種類の後世利益(臨終には如来に会える、地獄に生まれ変わらない、早死にしない、極楽浄土に生まれ変わる)のご利益があるとされています。
この中には実は縁結びのご利益はないのですが、近年の神社・仏閣ブームで若い参拝客が訪れるようになり、縁結びにもご利益があると話題になりはじめたのです。
おそらく、十一面観世音菩薩さまに縁結びのお願いをした人がいて、その人の願いが叶ったと。そしてそのことを友達に話して・・・というパターンだと思います。
●群馬県前橋市の赤城神社
御祭神は赤城大明神、大国主命、磐筒男神、磐筒女神、経津主神、豊城入彦命という六柱。
正式名称を「大洞赤城神社」と言います。
この地にはある伝説があります。赤城姫と淵名姫という、二人のお姫様が赤城山で命を落とし、その後、赤城山の神様となったとという伝説です。
そこから、この神社は女性のすべての願いを叶える神社と言われるようになったのです。
しかし、この神社にはそれだけでなく、日本神話の中でも最強の縁結びの神様とされる大国主命もお祀りされています。
大国主命とはどんな神様なのか簡単に説明します。
大国主命プロフィール

古事記・日本書紀に登場する神様。出雲大社にお祀りされている縁結びの神様です。「因幡の白兎」の神話で有名。日本神話界きってのプレイボーイで6人の女神と結婚し180人の子供を作ったという最強モテ伝説を持つ神様です。美人がいるという噂を聞けば、出雲の地から新潟地方まで出かけて行って口説くほど。日本一恋多き大国主命のモットーは「この世のすべての女性を幸せにすること」だったはず!たくさんの女神から慕われたことによって、日本最強の縁結びの神様として崇拝されています。
赤城大明神&大国主命のダブル縁結びパワーであなたの願いを叶えてくれそうです。
●群馬県太田市の冠稲荷神社
群馬県太田市の冠稲荷神社のご祭神は下記の通り。
・宇迦之御魂大神
・塞神(久那戸大神・八櫃彦命・八櫃姫命)
・大宮能賣神
これらの神様には特に縁結びのご利益はないのですが、なぜ冠稲荷神社は群馬の縁結びパワースポットと呼ばれているのでしょうか?
それはこんな言い伝えがあるからです。
むかしむかし、子宝に恵まれない女性が、この地に咲いていた木瓜(ぼけ)の実を服した途端、良縁と子宝に恵まれたという逸話です。
冠稲荷の木瓜は群馬県の天然記念物に指定されています。樹齢400年とされています。
恋愛に関する縁結びだけでなく、家族の縁、友情の縁、仕事の縁、学業の縁、子宝の縁などさまざまな縁結びのご利益があると人気です。
冠稲荷神社へのアクセス
群馬県太田市細谷町1
公式サイト
●群馬県渋川市の伊香保神社
群馬県渋川市の伊香保神社の主祭神は下記の通り。
・大己貴命
・少彦名命
伊香保といえば温泉ですが、この少彦名命は玉造温泉、道後温泉、箱根温泉などの温泉を発見した神様といわれています。
伊香保神社は、伊香保温泉の365段の石段の最上段にあります。
大国主命とともに国造りをした神様とされ、体がとても小さかったようです。
そのため一寸法師のモデルになったとか。
縁結びのご利益があるのは大己貴命です。これは大国主命の別名。赤城神社のところで紹介した日本最強の縁結びの神様です。
「開運子授」と「えんむすび」の絵馬や「子宝子授御守」も人気です。
伊香保神社へのアクセス
群馬県渋川市伊香保町伊香保2
●群馬県高崎市の小祝神社
群馬県高崎市の小祝神社の主祭神は少彦名命。さきほど紹介した伊香保神社にもお祀りされています。
国造りを手伝った神様だけあって、さまざまな知識を持っていました。
医薬・温泉・まじない・穀物・酒造などですね。
さて、この神社を復縁神社として紹介する理由は菊理姫命という神様が合祀されているからです。
※合祀・・・他の神社の神様をお祀りすること。またひとつの神社に多数の神様がお祀りされている状態
このこの菊理姫命こそ強力な復縁パワーを持つ神様なのです。
菊理姫命プロフィール

日本の島々を生んだとされる伊弉諾尊と伊邪那美命の夫婦が大ゲンカしたときに仲裁した神様。そのエピソードから「縁をくくる」ということで「ククリヒメ」と呼ばれています。伊弉諾尊と伊邪那美命は日本の国土を生み出しただけでなく、たくさんの神様も産み落としました。日本神話で最も有名な天照大御神やその弟である須佐之男命もそうです。日本初の夫婦ですから、とても仲が良かったのです。ある日、伊邪那美命が「火の神」を産み落としたときに大やけどを負って死んでしまい、黄泉の国(あの世)に行ってしまいます。しかし夫である伊弉諾尊はどうしても妻に会いたくて黄泉の国を訪れます。黄泉の国にいる死者は生者と話してはいけないという厳しいルールがあったのですが、伊弉諾尊はその禁を犯します。ルールを破ってまで会いたかった伊邪那美命は化け物のような姿にされてしまいます。その姿を愛する夫に見られた伊邪那美命は恥ずかしさと屈辱のあまり、怒り狂ってしまい、伊弉諾尊を殺そうとします。伊弉諾尊は逃げ出します。しかし追いつかれ今にも殺されそうになった瞬間、あらわれたのが菊理姫命です。菊理姫命は伊邪那美命に耳打ちし、それによって伊邪那美命の怒りが和らぎ、伊弉諾尊は無事に生きてこの世に帰ることができたのです。
生者と死者なので、元通りの中に戻ることはできませんでしたが、菊理姫命は伊弉諾尊と伊邪那美命の心を復縁させたのです。
ちなみに、境内には松尾芭蕉の俳句「しばらくは 花の上なる月夜かな」の句碑があるのですが、芭蕉も訪れた神社なんですかね。
小祝神社へのアクセス
群馬県高崎市石原町1247
公式サイト
【縁結び・復縁】正しいお祈りのやり方とは?
神社にお参りに行ったとき、どの神様にお願いをしているか明確に意識していますか?
「え?どういうこと?」と思われたかもしれません。
日本の神社って多くの場合、たくさんの神様をお祀りしています。例えば今回紹介した富山県高岡市の気多神社であれば、主祭神が大己貴命・奴奈加波比売命の二柱。
配神として菊理姫命・事代主命がお祀りされています。
日本には八百万の神と言われるほどたくさんの神様がいらっしゃいます。
そして面白いことに、神様それぞれの得意分野が違います。
学問の神様、商売繁盛の神様、豊作の神様、縁切りの神様、縁結びの神様、などなど。
普通に考えたらわかりますが、学問の神様に「恋人ができますように」なんてお願いしませんよね?
日本の神道の考えでは、神様はあなたのどんな願いも受け入れてくれるのですが、同じお願いをするなら、得意な神様にお願いしたほうがいいじゃないですか。
だから、例えば縁結び(良縁が訪れますように)のお願いをするならこうです。
「オオクニヌシ様、○○県△△市□□町~の(名前)です。イケメンで優しくてお金持ちのセレブと出会えますように!」
みたいな感じです。
ポイントは神様の名前を唱えること(心の中で)。そして自分の住所・指名を名乗ること。
そしてお願いの内容です。
お願いの内容は具体的であればあるほどいいですね。
なかには、「神社はお願いをするところじゃない!お礼と感謝を伝えに行くところだ!」なんて言う方もいらっしゃいますが、そんなことないですよ。
そういう人は日本神道の考え方を勉強してほしいですね。
日本の神様はどんな願いも優しく受け入れてくれます。神道には仏教のようなお経(唱え言葉)は特にありませんが、神社に参拝したときにこんなふうに唱えることがあります。
「祓え給い、清め給え、神かむながら守り給い、幸さきわえ給え」
(お祓い下さい、お清め下さい、神様のお力により、お守り下さい、幸せにして下さい)
しっかりお願いしていますよね。
日本には言霊信仰ってあるじゃないですか。口に出した言葉に霊が宿るってやつですね。
だからお願いは口に出して具体的にするほうがいいのです。
今度、神社にお参りに行くときから、ぜひ試してみてください。