
千葉県で縁結び・復縁のご利益がある神社を5社紹介します。
その神社とはこちら。
千葉県長生郡の白子神社・・・縁結び
千葉県東金市の縁結び大社・・・縁結び
千葉県市川市の本光寺・・・縁結び
千葉県銚子市の猿田神社・・・復縁
これらの神社になぜ縁結び・復縁の効果があるのかしっかり説明していきます。
- いい出会いが欲しい!
- 感情のすれ違いで別れたけど、やっぱり復縁したい!
という方はぜひこれらの神社にお参りに行ってみましょう。
目次
千葉県長生郡の玉前神社
千葉県長生郡の玉前神社の祭神は玉依姫命という神様です。なんと日本の初代天皇である神武天皇のお母さま。
縁結び、子授け、安産、子育てのご利益があるとされています。
源頼朝公が妻・政子の懐妊に際し、安産を祈願したという言い伝えもあります。
玉依姫命という神様がどんな神様なのか簡単に説明します。
玉依姫命には豊玉姫命という姉がいました。この姉は竜宮城の乙姫様のモデルになったと言われています。
ある日、ホオリノミコトという神様がなくした釣り針を探しに豊玉姫命が住む海の宮殿にやってきます。
そこで出会ったホオリと豊玉姫命はお互いに一目惚れして結婚します。数年後、ホオリは海の宮殿にやってきた目的を思い出し、釣り針を探して地上に戻りました。
しかし、豊玉姫命はホオリの子供を身ごもっていました。
ホオリを追って、地上に行く豊玉姫命。自分が住む海の世界とは全く違う地上で子供を産みます。
そのとき豊玉姫命は夫であるホオリに「絶対に出産するところを見ないで!」ときつく言います。
しかし、そこはお約束で(笑)、見てしまうんですね。
そして驚くホオリノミコト。なんと豊玉姫命がサメ(ワニともいわれる)の姿になっているではありませんか!
そう、地上では豊玉姫命は本来の姿に戻ってしまっていたのでした。
海の宮殿では超美しいお姫様だったのに。
そしてサメの姿を見られた豊玉姫命は恥ずかしさと屈辱のあまり、生んだ子供をそのままに、海の宮殿に帰ってしまったのです。
しかし、当然おいてきた子供のことは気になる。でも夫であるホオリに合うのは恥ずかしい。
そこで、妹である玉依姫命に子供の面倒を見るよう頼んだのです。
ほとんど豊玉姫命のエピソードですが、ここからやっと玉依姫命の登場です。
姉の子供を育てることになった玉依姫命。愛情たっぷりに育てたこの子が大きくなったとき、なんと育ての親である玉依姫命に恋をしてしまいます。
叔母と甥の恋ですね。2人は結婚します。
そして4人の子どもが生まれたのですが、その末の子がカムヤマトイワレビコノミコトといいます。
カムヤマトは後に、初代天皇として神武天皇と呼ばれるようになります。
ここから現在につながる皇室の歴史がはじまったのです。
つまり、玉依姫命は現在の皇室につながる最初の天皇のお母さん!
だから、縁結びの神様というよりは、子宝、子育ての神様としてのご利益のほうが強い気がします。
玉前神社へのアクセス
千葉県長生郡一宮町一宮3048
公式サイト
千葉県長生郡の白子神社
千葉県長生郡の白子神社の主祭神は大国主大神。
出雲大社の神様で日本一の縁結びの神様です。
境内にある面足神社は「イケメンさま」と呼ばれ、美男美女になるご利益があるそうです。
面足命という神様がお祀りされているのは珍しいです。
この神様は世界に最初に生まれた7人(7組)の神様の一人。
神世七代というのですが、その6代目の神様で実は男でも女でもない存在で超美貌の持ち主だったのです。
さて、この神社に縁結びのご利益があるのは、主祭神の大国主大神のパワーによるものです。
大国主命プロフィール

古事記・日本書紀に登場する神様。出雲大社にお祀りされている縁結びの神様です。「因幡の白兎」の神話で有名。日本神話界きってのプレイボーイで6人の女神と結婚し180人の子供を作ったという最強モテ伝説を持つ神様です。美人がいるという噂を聞けば、出雲の地から新潟地方まで出かけて行って口説くほど。日本一恋多き大国主命のモットーは「この世のすべての女性を幸せにすること」だったはず!たくさんの女神から慕われたことによって、日本最強の縁結びの神様として崇拝されています。
白子神社へのアクセス
千葉県長生郡白子町関5364
公式サイト
千葉県東金市の縁結び大社
ここは本当は神社でなくお寺です。関叡山妙泉寺といいます。
お寺なので本来は仏様をお祀りする場所であり、神社は日本神道の神様をお祀りする場所であるはずですが、ここはなんでもあり!カオスです。
仏様もいれば神様もいるという、とにかく縁結びの神様・仏様集めましたー!みたいな。
それだけ縁結びの参拝客を増やしたいのでしょう。
さてこの神社には、(1)良縁の神様 (2)悪縁切の神様(3)縁開きの神様 (4)縁運上昇の神様 (5)円満和合の神様 (6)幸福の神様 (7)主祭神・愛染明王神 の7つの神様がいます。
で、それらの神様にお参りする順番も決まっています。
②悪縁切りの神・吉祥天(キッショウテン)
③縁開きの神・素戔嗚尊(スサノオノミコト)
④縁運上昇の神・奇稲田姫命(クシナダヒメノミコト)
⑤円満和合の神・円満道祖神(エンマンドウソシン)
⑥幸福の神・山王さま(大山咋神 オオヤマクヒノカミ)
⑦縁結び大社の主祭神・愛染明王神
このうち②吉祥天と⑤円満道祖神、⑦愛染明王神は仏教の仏様。
そのほかが日本神道の神様です。
ここまでごちゃまぜの神社というのかお寺というのかは珍しいですね。
いってみれば、ラーメンとうどん、どっちもおいしいから、混ぜちゃえーみたいな感じですよ。
でも、イベントとしては面白いですね。
この順番で神様・仏様にお祈りすれば、あなたの縁結びのお願いはしっかり叶えてもらえそうです。
縁結び大社(千葉厄除け不動尊)へのアクセス
千葉県東金市山田1210
公式サイト
千葉県市川市の本光寺
本光寺(ほんこうじ)は、千葉県市川市にある、日蓮宗の寺院です。
本堂では先祖・物故者・水子の供養が行われ、釈迦如来と鬼子母神が奉安され、そして愛染明王が鎮座しています。
愛染明王は、仏と人との間にあり,愛によって両者を結ぶと考えられる明王で守護神とされています。
この愛染明王をお祀りしていることと、山門の右手にはある御神木の存在によって、このお寺は縁結びスポットとして知られているのです。
この御神木は伐採後の切株から奇跡的に5本もの新芽が出てきた「神聖なる木」で、「蘇生の木」・「子宝の木」とも呼ばれ、復縁・子授けにご利益があると言われています。
本光寺へのアクセス
千葉県市川市大野町3-1695-1
公式サイト
千葉県銚子市の猿田神社
千葉県銚子市の猿田神社を復縁神社として紹介する人はいないと思います。
しかし、この神社には強大な復縁パワーを持つ神様がお祀りされているのです。
その神様とは、菊理姫命です。
猿田神社の主祭神は猿田彦大神、相殿神として天鈿女命、菊理媛命がお祀りされています。
猿田彦大神と天鈿女命は夫婦神です。なのでこの神社には縁結び効果もあると言えます。
さて、本題の復縁の神様である菊理姫命について。
どんな神様かというと・・・
菊理姫命プロフィール

日本の島々を生んだとされる伊弉諾尊と伊邪那美命の夫婦が大ゲンカしたときに仲裁した神様。そのエピソードから「縁をくくる」ということで「ククリヒメ」と呼ばれています。伊弉諾尊と伊邪那美命は日本の国土を生み出しただけでなく、たくさんの神様も産み落としました。日本神話で最も有名な天照大御神やその弟である須佐之男命もそうです。日本初の夫婦ですから、とても仲が良かったのです。ある日、伊邪那美命が「火の神」を産み落としたときに大やけどを負って死んでしまい、黄泉の国(あの世)に行ってしまいます。しかし夫である伊弉諾尊はどうしても妻に会いたくて黄泉の国を訪れます。黄泉の国にいる死者は生者と話してはいけないという厳しいルールがあったのですが、伊弉諾尊はその禁を犯します。ルールを破ってまで会いたかった伊邪那美命は化け物のような姿にされてしまいます。その姿を愛する夫に見られた伊邪那美命は恥ずかしさと屈辱のあまり、怒り狂ってしまい、伊弉諾尊を殺そうとします。伊弉諾尊は逃げ出します。しかし追いつかれ今にも殺されそうになった瞬間、あらわれたのが菊理姫命です。菊理姫命は伊邪那美命に耳打ちし、それによって伊邪那美命の怒りが和らぎ、伊弉諾尊は無事に生きてこの世に帰ることができたのです。
日本一の復縁の神様です。
こじんまりとした神社ですが、復縁ご利益パワーは大きいですよ。
猿田神社へのアクセス
千葉県銚子市猿田町1677
【番外編】千葉県香取市の香取神宮に縁結びの効果はあるのでしょうか?
香取神宮は下総国(千葉県北部)の一宮で、全国約400社の香取神社の総本社です。
茨城県の鹿島神宮・息栖神社と合わせて「東国三社」と呼ばれる格式の高い神社。
香取神宮が千葉の縁結び神社として紹介されることがあるのですが、本当に縁結びの効果があるのでしょうか?
結論からいうと、「ない」と思います。
主祭神は経津主大神という神様で、勝運・交通・災難除けなどにご利益があると言われています。
この神様は鹿島神宮の御祭神である武甕槌大神とともに、出雲地域の大王だった大国主命から国を譲らせるために天界から派遣された神様です。
どう考えても縁結びのご利益がある神様ではありません。むしろ勝負事とか、そっち向きの神様です。
なぜ香取神宮が千葉の縁結びスポットして紹介されることがあるのかよくわかりません。格式高い神社だからなんですかね。
ということで、縁結び祈願なら、縁結びを得意とする神様がお祀りされている神社に行かれることをおすすめします。
香取神宮へのアクセス
千葉県香取市香取1697-1
公式サイト
【縁結び・復縁】正しいお祈りのやり方とは?
神社にお参りに行ったとき、どの神様にお願いをしているか明確に意識していますか?
「え?どういうこと?」と思われたかもしれません。
日本の神社って多くの場合、たくさんの神様をお祀りしています。例えば今回紹介した富山県高岡市の気多神社であれば、主祭神が大己貴命・奴奈加波比売命の二柱。
配神として菊理姫命・事代主命がお祀りされています。
日本には八百万の神と言われるほどたくさんの神様がいらっしゃいます。
そして面白いことに、神様それぞれの得意分野が違います。
学問の神様、商売繁盛の神様、豊作の神様、縁切りの神様、縁結びの神様、などなど。
普通に考えたらわかりますが、学問の神様に「恋人ができますように」なんてお願いしませんよね?
日本の神道の考えでは、神様はあなたのどんな願いも受け入れてくれるのですが、同じお願いをするなら、得意な神様にお願いしたほうがいいじゃないですか。
だから、例えば縁結び(良縁が訪れますように)のお願いをするならこうです。
「オオクニヌシ様、○○県△△市□□町~の(名前)です。イケメンで優しくてお金持ちのセレブと出会えますように!」
みたいな感じです。
ポイントは神様の名前を唱えること(心の中で)。そして自分の住所・指名を名乗ること。
そしてお願いの内容です。
お願いの内容は具体的であればあるほどいいですね。
なかには、「神社はお願いをするところじゃない!お礼と感謝を伝えに行くところだ!」なんて言う方もいらっしゃいますが、そんなことないですよ。
そういう人は日本神道の考え方を勉強してほしいですね。
日本の神様はどんな願いも優しく受け入れてくれます。神道には仏教のようなお経(唱え言葉)は特にありませんが、神社に参拝したときにこんなふうに唱えることがあります。
「祓え給い、清め給え、神かむながら守り給い、幸さきわえ給え」
(お祓い下さい、お清め下さい、神様のお力により、お守り下さい、幸せにして下さい)
しっかりお願いしていますよね。
日本には言霊信仰ってあるじゃないですか。口に出した言葉に霊が宿るってやつですね。
だからお願いは口に出して具体的にするほうがいいのです。
今度、神社にお参りに行くときから、ぜひ試してみてください。